当社は、2003年の創業より病院経営におけるコスト削減のサポートを行う事業を展開し、
これまでに330を超える医療機関のコスト削減に向き合ってきました。
この間、様々な手法に取組み、試行錯誤を繰り返してきましたが、
上記ニーズに応えるために新たに開発したのが「購買最適化プログラム」です。
価格交渉で一時的に安くすることに満足するのではなく、
長続きする購買の在り方を病院と「一緒に」追求するプログラムです。
「材料費○%減」という定量的な成果も期待できますが、
大事なのはそこに至るまでのプロセスです。
短期的な成果に終わらない「組織の購買力強化」を目的とします。
貴院の事務担当者と当社の担当チームが「協働」
で推進しますが、
経営層、医療者などにも適宜、参画いただくことが基本です。
※担当者が不在の場合は、当社が「外付けの購買担当者」を請け負うことも可能です。
購買担当者の交渉スキルが磨かれ、院内の経営改善への機運が高まり、組織としての購買力が向上します。
医療業界においては、まだまだコスト削減に対する誤解が蔓延していると感じています。一例をあげると、「コスト削減=節約、経費カット」と単純に受け止めている方が多く、「コスト削減だ!」と言われると、診療部門では「電気を消す」や「裏紙を使う」などの節約活動が奨励され、事務部門では「価格交渉」に注力するなど、表面的なことばかりに意識が向いてしまうのです。しかし、コストは単にカットすべきものではなく、最適に分配し活用すべき「経営資源」です。したがって、まずは何にいくらの費用がかかっているのかを明確にして現場に開示することが重要です。その後、各現場から意見や改善のアイデアを集め、優先順位や費用対効果を踏まえて話し合いながら最適化に取り組むことに価値があります。
組織を挙げてコスト削減に取り組めば、その成果を皆で共有することができます。それは同時に、組織で何かを成し遂げた自信につながります。こうした活動を続け、成功体験が積み重なっていくと、「ほかにも何かできることがあるのでは」という意欲が生まれ、現場の経営意識が高まります。結果として、現場と経営層の距離も縮まるという好循環を生み出すのです。コスト削減はあくまで手段であって、目的ではありません。また、本来の目的を達成するためにも、「楽しく」て「達成感や充実感」があり「成果を分かち合える」ものでなければなりません。
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